ITベンチャーキャピタルって?
ITベンチャーキャピタルとはIT関連企業向けのベンチャーキャピタルです。 ベンチャーキャピタルとはまだ上場していないが、高く成長が期待でき、 いずれは上場するであろう中小企業に 投資を行う企業のことや、投資資金のことをいいます。 基本的に、 機関投資家や金融機関などからの資金を基に 組成された投資事業有限責任組合 いわゆるファンドから資金の投資がなされます。 ITベンチャーキャピタルは融資をするだけではなく、 そのIT関連企業の株を取得します。 そしてそのIT関連企業の株式上場の際に、 その株を売却することで利益を得るのです。 これをキャピタルゲインと言います。 ですから、ITベンチャーキャピタルが投資するときには、 そのIT企業に対して本当に成長が見込めるかどうか、 将来性があるかどうかについて綿密な調査を行って、投資するかどうか判断します。 そして投資を行ったあとは、社外取締役を派遣して経営に参加したり、 販路の拡大に尽力したり、情報の提供を行ったりして、 その企業の成長をバックアップします。 インテルやマイクロソフト、アップルコンピューターなどのアメリカの有名企業は、 このベンチャーキャピタルの資金のおかげで 大企業へと成長を遂げたとも言われています。 ITベンチャーキャピタルは、 IT関連会社の成長のための資金を提供してくれる 有難い存在であることは確かですが、 経営の自由度が制限されてしまうこともあるので注意が必要です。 |